フェラーリで御堂筋を走る投資家 “裏の顔”は…悪質点検商法を指南する「トクリュウ」トップか 羽振りの良さを誇示したSNSを通じて若者が接触すると“点検商法”の実行役に〈カンテレNEWS〉

兵庫県高級住宅街に住む投資家、斎藤機容疑者が逮捕され、その裏の顔が明らかになりました。彼はSNSを通じて派手な生活をアピールし、多くの若者たちに接触を図っていましたが、実は悪質な点検商法に関与していたとされています。

 

斎藤容疑者は、昨年すでに逮捕されたリフォーム会社社長の西村元気被告と共謀し、屋根の修繕工事の契約を結ぶ際にクーリングオフの権利を告げずに契約を進めていた疑いがあります。彼の生活スタイルは高級車や豪華な自宅を背景に、投資家としての成功を誇示していました。しかし、実際には、リフォーム会社の実質的なオーナーであり、SNSを通じて若者たちに点検商法の実行役を紹介していたのです。

 

調査によると、斎藤容疑者は「年収1000万のレールに乗れる」といった虚偽の約束を抱えて、若者にメッセージを送らせる手法を使っていました。彼はまた、リフォーム会社での仕事を斡旋する役割も果たしており、若者たちを高齢者などの不安を煽りながら営業活動に駆り立てていたとされています。

 

この点検商法は、特に高齢者をターゲットにしており、巧妙な手口で不安を煽ることで契約を結ばせる方法が採られていました。斎藤容疑者は、「弁護士と相談してから話します」との姿勢を示し、警察は彼が匿名流動型犯罪グループ「特立」のトップと見て、その実態を調査しています。

 

警察庁は、このような詐欺行為がSNSを通じて拡大していることに懸念を示しており、消費者への注意喚起を行っています。特に、見知らぬ業者からの突然の訪問や、無償点検の提案には注意が必要とされています。専門家は、自らを守るために警察や消費生活センターに相談することを推奨しています。

 

斎藤容疑者の逮捕は、SNSによる詐欺の実態を浮き彫りにし、特に若者や高齢者を狙った悪質な商法に対する警戒を呼びかけるものとなっています。今後、警察はさらなる調査を進め、犯罪組織の全貌を解明していく方針です。

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