関東地方では、今夜大雪が降り、東京都心でも積雪が観測されました。午後9時ごろから渋谷では激しい雪が降り始め、多くの人々が寒さの中、白い雪に覆われる様子が見られました。東京都心では午後10時時点で1センチの積雪を記録し、最低気温は1.6度に達しました。
埼玉県北部には大雪警報が発令され、大宮駅周辺では多くの人々がバスを待つ列を作り、普段の交通状況とは異なる光景が広がりました。飲食店の多くが客足の減少から早めに営業を終了する中、タクシーも需要が急増し、通常の1.8倍から2倍の稼働率となる状況です。
雪による影響は交通機関にも及び、首都圏の高速道路では予防的通行止めが実施され、特に東京インターから静岡県の沼津インターの間で通行止めが行われました。その結果、一般道でも大規模な渋滞が発生し、多くの車両が移動できなくなっています。
また、埼玉市では雪の影響で50代から80代の男女3人が転倒し、病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないとのことです。雪が降り続く中、東京都内では明朝にかけてさらに積雪が予想されており、住民は雪かきなどの準備を進めています。
観光地の箱根でも雪が積もり、動けなくなった車が見受けられ、大勢の観光客がバスを待つ状況が続いています。ある観光客は、雪が降る中での滞在を楽しむ一方、早く温泉に戻りたいと語りました。
この大雪は、関東全域に影響を及ぼしており、食材の配送や物流にも遅れが生じる可能性があります。運送会社は早めの便を手配し、特に医療機関への食材の供給が滞らないよう努めています。
明日にかけて降り続く雪により、関東地方の交通や生活に影響が出ることが予想されます。自治体や交通機関は、住民に対し安全な移動を呼びかけるなどの対応を行っています。今後の天候の変化に注意が必要です。