
「奇跡の棺」内部は…卑弥呼が授かった?鏡の可能性“空白の4世紀”解明なるか【報道ステーション】
「奇跡の棺」内部は…卑弥呼が授かった?鏡の可能性“空白の4世紀”解明なるか 国宝級の発見があった富男丸山古墳。ここは日本の歴史において重要な役割を果たす可能性を秘めた場所であり、最近の発掘調査により新たな発見が次々と明らかになりました。この古墳は全長2メートル3センチの打高券や、精緻な模様が施された縦型同居といった貴重な遺物が発見されたことで注目されています。 発掘された中でも特に驚かれたのは、三枚の直径約20センチの聖堂橋です。これらの一枚は、中国から卑弥呼が授かったとされる三角真住教の可能性が指摘されています。また、黒みがかった縦上飾りは、死者を葬る際にも使用されたと考えられています。これらの遺物は、木製の棺の中で見つかり、1600年以上も良好な状態で残されていた理由として、粘土層に覆われていたことが挙げられます。 棺内部が赤く染まっているのは水銀種が巻かれていたためと考えられています。古代中国では水銀種は不老不死の薬とされ、永遠の命を授けるために墓の中に用いられることがありました。このことから、古墳に埋葬された人物には特別な意味が込められていたのではないかと推測されます。 さらに、服装品の内容から女性的な要素が見受けられることから、祭祀に関与した女性が埋葬されている可能性も浮上しています。また、古墳の埋葬施設からは武器や多量の成費なども見つかっており、当時の政治的・軍事的役割を担っていた人物の存在が示唆されています。 富男丸山古墳の発掘調査は、教科書の内容を根本的に見直すきっかけとなる可能性があります。その理由は、この古墳の成り立ちにあります。3世紀の日本については中国の記録が残されていますが、4世紀に関しては詳細な記録が存在しない「空白の4世紀」とされています。しかし、富男丸山古墳はこの時代に建造されたと考えられており、当時の王権体制の存在を示唆しています。 このような貴重な発見が続く中、今後も他の未発掘の古墳が調査されることによって、日本の歴史の「空白」が徐々に埋められていくことが期待されています。富男丸山古墳の調査結果は、今後の研究に大きな影響を与えることでしょう。

最新鋭ステルス機配備へ 「離島防衛の要」 宮崎の基地に
防衛省は、離島防衛の要として位置付けられる最新鋭のステルス戦闘機F-35Bを運用する飛行隊を、宮崎県の新田原基地に新設する方針を固めました。F-35Bは、短距離での離陸や垂直着陸が可能なため、滑走路の短い空港でも離着陸が行える特性を持っています。この新たな配備は、沖縄県の尖閣諸島を含む南西諸島の防衛強化を目的としています。 防衛省は、2024年度以降にF-35Bを新田原基地に配備する計画を進めており、この飛行隊の設立が実現すれば、南西諸島の防衛体制は大きく強化されることになります。F-35Bの導入により、特に離島防衛の迅速な対応能力が向上することが期待されています。 さらに、海上自衛隊の護衛艦「いずも」と「かが」を事実上の空母に改修することで、F-35Bを艦載機として運用することも視野に入れています。これにより、海上からの支援能力が強化され、より柔軟な防衛戦略が展開できるようになるでしょう。このような取り組みは、地域の安全保障環境の変化に対応し、日本の防衛力を一層高める狙いがあります。 防衛省のこの動きは、特に近年の地政学的緊張が高まる中での重要な一手となります。F-35Bをはじめとする最新鋭の装備を駆使することで、国防の強化を図ると同時に、国民に対する安全保障の確保にもつながることが期待されています。今後の展開に注目が集まります。

「スマートおむつ」「筋肉のある義足」「シン・データ保存」?世界に挑む日本発の独自技術
CES 2025で発表された日本発の革新的技術が注目を集めています。「スマートおむつ」「筋肉のある義足」「シン・データ保存」など、様々な独自技術が紹介され、特にジャパンパビリオンでは多くのスタートアップが集まりました。 イベントの初日、ジャパンパビリオンでは、ユニークなリハビリ機器が展示されました。このデバイスは、立ち上がる動作をアシストすることで、運動機能障害を持つ方々のリハビリを支援します。車椅子を使用している方や足腰の弱い方が、立ち上がる際のサポートを提供するもので、電動機器に依存せず、バネの反発力を利用しており、メンテナンスも容易です。この機器は、リハビリの時間が限られている中で、効率的に訓練を行えることが大きな特徴です。 別のブースでは、特に香りの演出に特化した技術が紹介されました。この技術は、映画館やテーマパークなどのエンターテイメント施設での香りの演出を可能にします。観客が映画を観る際に、映像とともに香りを体験できることで、より深い没入感を提供します。香りは瞬時に拡散され、体への影響を最小限に抑える工夫がされています。 また、筋肉のある義足を開発した企業もCESに出展しました。この義足は、筋肉のような機能を持ち、使用者に自然な動きを提供します。これにより、日常生活での移動が容易になり、ユーザーの運動能力を向上させることが期待されています。特に、筋力が向上した例も報告されており、多くの人々に希望を与える技術として注目されています。 これらの技術は、日本のスタートアップが世界市場に進出するための重要なステップであり、CESという国際的な舞台での発表は、その影響力を広げる絶好の機会となっています。日本の技術者たちは、個々のバックグラウンドを活かしながら、社会に貢献する製品を開発し続けています。 CES 2025は、ただの展示会ではなく、未来の技術を体験し、世界中の企業と交流する場としての役割を果たしています。日本発の独自技術が、今後どのように世界に影響を与えていくのか、ますます注目が集まります。