不在中に報告受け「嘘の診断書」書くよう指示か…入院患者の殺害巡り犯人隠避の疑いで当時の院長・石山隆容疑者と弟・哲容疑者を逮捕

青森県八戸市の病院で、入院患者の殺害事件を隠蔽しようとした疑いで、元病院長の石山孝志容疑者(63)と弟の鉄容疑者(61)が逮捕されました。事件は昨年3月に発生し、入院患者の高橋さんが他の患者によって殺害されたとされています。

 

捜査によると、石山容疑者らは事件発生時、夜間に病院に不在であったため、現場からの報告を受けた際に、虚偽の死亡診断書を書くよう指示したとされています。この診断書では高橋さんの死因が「肺炎」とされており、遺族に対して渡されたことが確認されています。

 

遺族の証言によれば、受け取った死亡診断書には他の医師の名前が記載されており、病院側からは「ちょっと転びました」と説明されていたとのことです。このような状況から、警察は事件の真相を隠蔽しようとした経緯を詳しく調査しています。

 

石山容疑者と鉄容疑者は、医療現場における倫理や責任を問われる事案に直面しています。今回の逮捕は、医療機関における透明性の重要性を改めて浮き彫りにしており、患者の安全を守るための取り組みが求められています。

 

現在、警察は事件の詳細な状況を調査中であり、さらなる情報が待たれます。入院患者の命が奪われた背後に隠された真実が、今後明らかになることが期待されています。

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